ルビィ

ヒイロにいつもくっついているネコのような謎の生き物。 本人は、赤竜の子供と言い張っている。おしゃべりでとってもおしゃまなヒイロのパートナーだ。
以上、説明書より抜粋。

ルビィは桃色のアンダーコートの体毛に、胸元だけ白いロングコートの毛。背中に翼を生やし、頭には黄色いリボンをつけている、 お魚が大好きなネコのような生き物。
ちなみに、ルビィと言う名前は、メガCD版が発売する前に、当時の専門誌、「BEEP!メガドライブ」の読者公募からつけられた。
(他にはフィアなんて候補もあった。)

ヒイロのことが大好きで、彼の恋人と公言し、片時もそばを離れようとはしない。
戦闘中には危険を顧ず、モンスターを引っかいたり、火を吹いたりしてお手伝い。

そんな毎日に、ある日、転機が訪れる。

青き星よりの使者、ルーシアの出現である。

大好きなヒイロは、彼女に一目惚れ。
彼女の為に危険な冒険の旅へ出ようとする。
当然、ルビィも同行し、ヒイロとルーシアがくっつくのを阻止しようと頑張る。

しかし、旅の最中、ナルとの出会いが彼女の心境に変化をもたらす事になる。

ナルは見た目は少年だが、その正体は、数百年前、最後のドラゴンマスター、アレスや、転生した女神アルテナ、ルーナ 達とともに世界を救った白竜なのだ。

彼はルビィに暗黒神ゾファーを倒し、ルーシアを助け出すために、封印されている彼女の持つ赤竜の力を取り戻すように迫る。

そして、それは同時に、半永久的な寿命を手にする事。
即ち、彼女から見れば、限られた短い時間の中でしか生きる事の出来ない人間であるヒイロとの別れを意味する。

当然、最初のうちは、彼が亡くなった後も生き続けなければいけないという、残酷な未来を受け入れることは出来なかった。

だが、数百年前、同じように大好きなアレス達との別れを経験し、生き続けているナルの説得によって、彼女は赤竜としての使命感に目覚める。
別れるのはつらいけど、みんなと過ごした時間は、かけがえのない思い出だからと。

大好きなヒイロのために、運命を受け入れたルビィは、他の3体の竜達とともに、巨大な体躯で大空を疾走し、ゾファーの居城を打ち砕く。

そして、ゾファーを倒し平和が戻った世界で、青き星に帰ってしまったルーシアを探す旅に出発するヒイロに同行しようとする。
「だってあたしは、ヒイロのパートナーだもん。」
その言葉の中には、ヒイロの気持ちがルーシアに向いている事を承知の上で、それでも、彼の力になりたいと思うルビィの気持ちがあふれている。
ルビィの無邪気に好きという気持ちだけで行動してきた子供が、好きという気持ちに責任を持って行動できる女性へと成長する姿が、なんとも眩しかった。

セガは萌えているかに戻る
このホームページの無断転載は固く禁じております。
copy right all ほりぃ