イザベラ |
イザベラ。本名、イザベラ・アリストゥルゲルベゾルゲ 切れ長の瞳にうっすらと笑みを秘めた唇。青いロングヘアーをなびかせ、すけるような白い肌とバスト86、ウエスト58、ヒップ88という10才児離れしたナイスバディを紫紺のロングドレスに包み、 小学校の水泳の授業ではそのプロポーションを誇示するかのように白いビキニで参加する。 人間に対する考え方はリップとは正反対で、常に冷笑的。 ここまで読んだ人はイザベラのことをW嫌な奴Wと思ったに違いないだろう。 しかし、彼女のこうした態度には明確な根拠がある。 それはこのゲーム内の多くの人間に、稚拙さと醜さが露骨に表れているからだ。 クラス委員はホームレスを襲撃し、学校の教師は生徒の私物を盗み、バレンタインデーにチョコレートをもらえなかったガキ大将 は腹いせに悪質ないたずらをするといった有様。 これでは人間に対し肯定的なリップの方が異常に見えてしまうくらいだ。 だが、異なる価値観を持つリップと触れ合ううちに、彼女にも少しずつ変化が現れ始める。 それを裏付けるエピソードのひとつに運動会がある。 イザベラはこれを残念がるようなそぶりをちらっと覗かせる。 これは彼女がリップの成長に、人間が大きくかかわっていることに気づいたからに違いない。 やがて時は流れ、一年の修行期間を終えた二人は魔法界に帰り、王城にて結果を待つのだが、
リップが次期女王選ばれた場合、イザベラに話しかけると、 当初、孤高の精神の持ち主だった彼女は、人間という弱い存在を認められなかった。 人間界での修行の末、リップは次期女王の座、そしてイザベラはリップというかけがえのない親友を得た。 |
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