李紅蘭

李紅蘭は中国の裕福な名家の娘として生まれたが、戦乱によって両親と死別し、 幼くして孤児となった。
引き取られた家で苦境に耐えながら、時計などの機械を分解して元に戻したりして遊んでいるうちに、 自然と機械工学の基礎を身に付けていった。

その能力と高い霊力を、悪の秘密結社黒之須会と戦う帝國華撃団の藤枝あやめに買われ、 日本へとやってきた。

セミロングの髪を二本のみつ編みに束ねて、そばかすが残る顔にまあるい大きなメガネを掛け、 華奢な体に真紅のチャイナドレスをまとい、関西弁で陽気に話すその姿は、どこかフェティッシュであり、 そしてコケティッシュでもある。

華劇団では、女優として舞台に立ったり、戦場に赴いて命がけで戦ったり、主力兵器である光武の 開発から整備まで手がけるなど、八面六臂の大活躍である。

そんな激務の間を縫っての息抜きが、やっぱり発明だったりするところに、彼女の偏執的ともいえる こだわりが見える。
(作っている最中や使用中に、必ずと言っていい程大爆発を起こすが、なぜか無事。)

しかしながら、そんなに発明にのめり込むのも、ちゃんとした理由があって、幼い頃に憧れた 初恋の人と交わした、飛行機を作って空を飛ぶという約束を果たす為なのだ。

普段は陽気なムードメーカーとして、笑いを取って周囲を和ませている陽気な彼女が、 親しくなった主人公(プレイヤー)だけにそっと覗かせてくれる愁いを帯びた素顔。
亡くなった相手との約束を果たす為、真摯に発明に取り組むその姿を見た時、 彼女の持つ純粋で気高い思いが感じられて、たまらない程愛しくなる。

一見すると、発明好きのメガネッ娘という、すでに使い古された感もある 典型的なキャラパターンに感じられるが、掘り下げていくうちに、他の浅薄な十把一絡げ の発明好きのメガネッ娘とは明らかに違う、信念を持って自立して生きている 一人の女性として描かれている。

ビビットな表の顔が印象に残る彼女だからこそ、周りの気づかない 彼女の中の素顔を手に入れた時、プレイヤーは狂おしいほどに高揚感 を覚えるのだ。
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